縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

宮崎県立西都原考古博物館(さいとばるこふんぐん)は宮崎県西都市に所在する考古系の歴史博物館である。

概要

西都原考古博物館は、西都原古墳群の考古資料を収蔵・保管・展示するほか、他の時代の様々な考古学系テーマを扱い、公開する。2004年(平成16年)4月17日に開館した。

展示室

「常設展示」という概念を無くし、常に新しい情報を展示・提供するコンセプトである。

展示ガイダンス

姶良カルデラの爆発 〜南九州の地勢

東アジアの中の南九州

内陸部と平野部〜二極化の予兆

水稲耕作の拡大と定着

列島の古墳時代

古墳時代全体をとらえるには、古墳の分布や形態の変遷だけはなく、内外の政治状況を列島からさらに東アジアレベルで考えていく必要がある。

男狭穂塚・女狭穂塚模型

南九州の古墳文化の頂点であり、西都原古墳群の中心的存在である。

地下式横穴墓〜重ならない玄室

古墳時代の南九州のみに分布する特異な墓制である地下式横穴墓

4号地下式横穴墓

西都原4号地下式横穴墓の原寸大模型

隼人の世界

律令国家の枠組み強化の中で反乱を起こした辺境の民、隼人。服属後、宮廷の警備を担わされたとされる。

考古学の世界

大型の地形模型が西都原古墳群の立地と古墳の分布状況の理解をうながす。
西都原古墳群は何故成立したのか、何故九州最大の古墳が存在するのか、地下式横穴墓と混在しているのは何故か。

付属施設

  • 西都原111号墳・4号地下式横穴墓保存見学施設

アクセス等

  • 名称:宮崎県立西都原考古博物館
  • 所在地:〒881-0005 宮崎県西都市大字三宅字西都原西5670番
  • 交通: 宮崎駅より「西都バスセンター」行き乗車 約70分、「西都バスセンター」からタクシー10分/宮交シティより「西都バスセンター(西都原考古博物館前経由)」行き乗車(約70分)。「西都原考古博物館前」下車
  • 開館時間:午前9時30分から午後5時30分まで(展示室への入室は午後5時まで)
  • 休館日:月曜日(国民の祝日と重なる時は翌日)、祝日の翌日、年末年始
  • 入場料:無料

参考文献

  1. 肥後和男・竹石健二(1973)「日本古墳100選」秋田書店
  2. 大塚初重(1996)『古墳辞典』東京堂出版

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