副葬品は銅鏡・鉄製品・滑石製の玉類や実用でない模造品などである。鏡には「位至三公鏡」と「無文鏡」の2面があり、鉄製品には刀や剣・
鉾・
鉄鏃などの武器類と刀子・斧などの工具類、蜘蛛手形の用途不明の鉄器がある。
滑石製の模造品類は
滑石製
子持勾玉?4,勾玉725、斧頭6、臼玉約20000、双孔円板1、剣形1、斧形6、鎌13、刀子369、
鏃?1を数える。
石製模造品は遺物の共伴関係から4世紀の後半とみられ、また小型の同種多量のものは5世紀台に顕著である。石製模造品は祭祀用途であったとみられる。種類とは無関係に小孔が開けられており、孔に紐を通して、木の枝なども釣り下げて使用したとみられる。
東京国立博物館に「子持
勾玉」「滑石製刀子」「石製模造品」「
滑石製斧」「石製鎌」「
滑石製
刀子」「
滑石製剣形品」「滑石製有孔円板」「
滑石製
勾玉」「
滑石製斧」が収められる。