古代史の散歩道 - 押出仏
押出仏(おしだしぶつ)は薄い銅板を鋳銅製の仏像型にあて、鎚でたたいて打ち出した仏像ある。鎚像ともいう。

概要

造仏技法の一つである。押出仏は、古代寺院で堂内荘厳などに用いられた。多くは表面に箔を置く。那智山出土の東京国立博物館蔵『金銅薬師仏』、正倉院蔵の『銅如来像』は押出仏の原型である。

事例