出土総数では最も多い。古墳時代前半には草ぶきで屋根の大棟は雨水を防ぐため、木の皮等で棟覆いを被せ、押縁で固定していたようである。五世紀中頃は「いらか覆い」に
堅魚木?(かつおぎ)を乗せる家が主流となる。堅魚木を乗せる家は、群馬県
茶臼山古墳?(5世紀中頃)から出土している。
入母屋造りの家の埴輪は大阪府
中田遺跡?(4世紀)から出土している。二階建ての入母屋造りの家の埴輪は大阪府
美園一号墳?(4世紀後半)から出土している。
福井県
六呂瀬山一号墳?か(4世紀後半)ら、寄棟造りの埴輪が出土している、
三重県
石山古墳?(4世紀末)から片流れ形状の家の埴輪が出土している。高さ44.0cm。