概要
専門は日本政治思想史。マックス・ヴェーバーの影響を強く受けた。
初期の代表作は『日本政治思想史研究』。江戸時代の政治思想、朱子学の展開を論じる古典である。近代とは何かを論じた。
1972年に発表した「歴史意識の「古層」」(丸山眞男集第10巻)で歴史意識の古層を論じた。さらに英文原稿から翻訳された「日本における倫理意識の執拗低音−そのいくつかの側面」(別集第3巻)で倫理意識の古層を論じた。政治意識の古層は「原型・古層・執拗低音―日本思想史方法論についての私の歩み」(丸山眞男集第12巻)で論じた。