古代史の散歩道 - 金銅鎮鐸
金銅鎮鐸
(こんどうちんたく,Gilt Bronze Bell Ornament)は
正倉院
に伝わる19個の古代の大型
風鈴
?
である。
概要
第一号は胴の断面が釣り鐘型で、第二号は断面がひし形で
銅鐸
の技法により製作されている<ref>[
https://www.nara-np.co.jp/news/20190419093216.html
風鐸に2つの型式 - 「梵鐘」法と「銅鐸」法]
奈良新聞
?
,
2019年
?
4月19日 </ref>。第一号其8は
聖武天皇
の一周忌法要に使われた第二号は文様を刻んだ外型を2つ作り組み合わせて中型をはめ込み、溶けた銅を流し入れて作った。「造東大寺司」に属した異なるグループが製作したと考えられている<ref>
奈良国立博物館
(2008)『
正倉院展
六十回のあゆみ』奈良国立博物館</ref>。
構成
第一号其8の表面に刻まれた銘文に「
天平勝宝
?
九歳五月二日」の年紀がある。その法会で使用されたものである。「金銅鎭鐸 第1号 其3」も同様である。
材質
銅製鍍金
展示歴
第1号 其3
2019年
?
- 第71回
第2号 其1
1940年
?
- 正倉院御物特別展 : 紀元二千六百年記念
1954年
?
- 第8回
1996年
?
- 第48回
2008年
?
- 第60回
管理
金銅鎮鐸 第1号 其3
登録名:金銅鎮鐸 第1号 其3<ref>[
https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=000001...
金銅鎮鐸 第1号 其3]宮内庁</ref>
倉番 : 南倉 164
用途 : 仏具
技法 :
金工
寸法 : 身高16.0 口径10.5 風招幅19.5
材質・技法 :銅製鍍金 内面は丹塗 鉄
金銅鎮鐸 第2号 其1
登録名:金銅鎮鐸 第2号 其1<ref>[
https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=000001...
金銅鎮鐸 第2号 其1]宮内庁</ref>
倉番 : 南倉 164
用途 : 仏具
技法 :
金工
寸法 : 身高17.6 口長径8.6 風招幅20.9
材質・技法 :銅製鍍金 緑青塗 内面は丹塗 鉄
注・参考文献