Yahoo掲示板2013年6月6日に「古代史研究家の古田武彦さんは信用ある研究家なんでしょうか」という質問に対して以下の回答があった。
- (回答)学界では全く相手にされてません。
- 日本史学界は極めて開放的な場で、学歴が無かったり閥に入ってなくても相手にしてもらえますが、
- 史料的根拠無しにコジツケで論文を書いたら無視されます。
- ですから、彼はマトモな研究者とは見なされていません。
- しかし、トンデモにはトンデモなりに熱烈な支持者はいますから、彼と彼の信者は学界とは別に行動しています。
- 彼と彼の信者が書いた「論文」は、歴史屋から見たら「お笑いネタ帳」ですが、
- 素人が読む分には面白いと思い(ます)。
Yahoo掲示板の別の質問回答2019年11月20日「古田武彦さんの著書が学者に評判が悪いのは何故ですか」に対して以下の回答があった。
- (回答)江戸時代から邪馬壹国を邪馬台国に改竄して使っている事を、正面から否定したから
- 単里、長里の論争不要は、他の学者も分かりそうな指摘
- (別回答)古田説は「AだからBである。BだからCである。CだからXである。よってXである」という論証が演繹的で「全てが繋がっている」のが納得しやすい、というのだ。これは構造としてはキレイだけれど、仮にAが否定されると、その後の全てが否定されることになる。(@woody_susumu)
Yahoo掲示板の別の質問回答に2021年7月8日の質問に「日古代史家 故古田武彦氏の現在の評価を教えてください。」に対して、以下の回答あり。
- 卑弥呼比定地、後年の九州王朝説が、古田氏自身が非難する近畿説と同じ手法で導き出されている。
- 九州王朝説は3世紀の王の国程度で小説レベル。王権レベルの遺跡は皆無。
- 世紀の距離を積算して辻褄合わせに終始してる。漢時代の星基準の測距儀使用した前提なら長距離程正確になる。一切検討されていない。
Yahoo掲示板の2021年4月15日の質問「古田武彦さんの著作はなぜ学会から無視されているのですか。なぜトンデモ扱いされるのですか。」に対して、以下の回答あり。
- (回答:cel*****さん)トンデモの典型的特徴を幾つか備えている。・・・トンデモ説の特徴とは、史料の『ユニーク』な解釈で自分の中でそれっぽい理屈を積み上げる、当然その「論理」の中に限れば一応辻褄はあっているが、個々のパーツを見ると、「いやぁ、それはそういう意味じゃないでしょう…」みたいなものがボロボロあり、全体の結果も「え〜っ、そこまで言っちゃうの?」みたいなものになる、にもかかわらず結論がやたら断定的で、それが他の学者に受け容れられないと、そもそも「学者の目が歪んでいるのだ」、あるいは「自己の立場を守る為に、都合の悪い主張は無視しているのだ」みたいな主張をする、そういうものがあります。
Yahoo掲示板2021年2月12日の質問「古田武彦の古代史観、いわゆる古田史学(九州王朝説)の問題点を教えてください。」に対して、以下の回答あり。
- (回答:ail****さん)相当する遺跡が九州王朝と呼ぶ規模ではない事。奈良連合政権に属さない地方豪族に分類される。
これが学会や研究者の一般的な評価であろう。古田氏に熱心な支持者がいるという意味では、「古田邪馬台国教」の宗教指導者といえるかもしれない。研究者ではなく、素人が読むには著作を面白く読めるし、分かりやすいのでそのまま信じてしまう。