古代史の散歩道 - 磁鼓
磁鼓
(じこ,Jiko)は
正倉院
に保管されている陶製の鼓の胴である。
概要
陶器に緑・黄・白の釉薬を施している。漏斗状に轆轤引きした二つの胴部をつなぎ合わせて成形した。生地は黄色味を帯びた白色である。釉薬の下地に化粧土は用いない。
胴に大きなくびれを付けた砂時計型の鼓は、唐楽に用いられた細腰鼓の一種である。インドが発祥の地である。
展示歴
名称:磁鼓
1952年 - 第6回
1964年 - 第17回
1983年 - 第35回
1994年 - 第46回
2004年 - 第56回
2018年 - 第70回
管理
名称 :磁鼓
倉番 :南倉 114
用途 :楽器・楽具
技法 :陶器
寸法 :長38.3 口径22.0 腰径10.9
材質:陶器 彩釉(白・緑・褐)
参考文献