古代史の散歩道 - 上円下方墳
上円下方墳
(えんけいしゅうこうぼ)は墳丘の下段が方形で、上段に円墳が乗る形の古墳である。
概要
極めて稀な形態である。古墳時代の終末期(7世紀前半〜8世紀)に造られた。奈良県高市郡明日香村所在の
石舞台古墳
はかって、上円下方墳であったとの説がある。
事例
山王塚古墳 - 埼玉県川越市
武蔵府中熊野神社古墳 - 東京都府中市
石のカラト古墳 – 奈良県
清水柳北1号墳 - 静岡県沼津市
天文台構内古墳 - 東京都三鷹市
野地久保古墳 - 福島県白河市
宮塚古墳 – 埼玉県
参考文献
大塚初重(1996)『古墳辞典』東京堂出版
「
謎だらけの上円下方墳 石のカラト古墳
」朝日新聞, 2019年3月3日