第14号は白色、黄色、茶色、藍色、緑色、の5色5枚の
麻紙を基本セットとし、5枚ずつ
繧繝にして重ね、約25枚を1組として、4組計約100枚を一巻にする。紙に包んだ檜の軸木に巻き付けた巻子が19巻(1850余枚)正倉院に残されている。大部分は未使用のまま残されている。巻いた端が少しずつずれ、
繧繝の美しさを見せる。奈良時代には「五色紙」と呼ばれていた。彩色を用いた実例として「
杜家立成」や「
詩序」がある。様々な色の
麻紙を継いで書写する。
第3号はさまざまな色の
麻紙を巻き重ねた
料紙。
奈良時代当時の状態の帯封がなされる。紅色、白色、淡褐色、黄褐色、茶色の5色を5枚を基本セットとし、計104枚を一巻に束ねる。