古代史の散歩道 - 草摺
草摺(くさずり)は甲冑の胴から吊り下げ、腰から太ももまでの下半身を覆う防御具である。

概要

古代では横長の鉄板10数枚を革紐または組紐でつづったものである。短甲とともに用いられ、桂甲では胴部と連続している場合が多い。枚数は、甲冑(鎧兜)の種類や時代によって変化する。大鎧では前後左右の4間に分れる。

出土例

  • 草摺4個 黒姫山古墳出土、堺市、5世紀中頃
  • 草摺 妻小丸山古墳?、諏訪市、6世紀末

参考文献