古代史の散歩道 - 東大寺大仏殿
東大寺大仏殿
(とうだいじだいぶつでん, Great Buddha Hall at Todaiji Temple)は
奈良県
奈良市にある東大寺本尊の大仏を安置する仏教建築である。
概要
正式名称は「東大寺金堂」である。
東大寺
は延べ170万人もの人々が建設にたずさわり、751年(天平勝宝3年)に創建された。大仏殿は過去2回火災にあい、現在の建築は1708年(宝永5年)に再建されたものである。
創建当初に対し、正面の幅が29丈(約85.8m)から57mとなった。木造軸組建築としては、世界最大の規模である。
沿革
758年(天平宝字2年)東大寺大仏殿完成
1180年(治承4年)に
平重衡
?
の兵火により焼失した。
1190年(建久元年)、再建される。源頼朝が列席。
1567年(永禄10年)、
松永久秀
?
の兵火によって焼失する。
1610年(慶長15年)、暴風により仮仏堂が倒壊する。
1709年(宝永6年)、江戸幕府の援助により再建落慶
1952年(昭和27年)3月29日、
国宝
に指定される。
アクセス等
名称:東大寺金堂(大仏殿)
特徴:桁行五間、梁間五間、一重もこし付、寄棟造、本瓦葺、正面唐破風付、銅板葺
拝観時間:大仏殿 4〜10月7:30〜17:30、11〜3月8:00〜17:00
拝観料:大人(大学生以上)600円、高校生600円
所在地:〒630-8587
奈良県
奈良市雑司町406-1
交通:JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」徒歩5分
参考文献
池 浩三(1995)『鎌倉時代再建の東大寺大仏殿 : その架構と構成部材の復原的研究』日本建築学会計画系論文集/60 巻 476 号
山本栄吾(1961)「東大寺創建大仏殿復原私考 (歴史・意匠)」日本建築学会論文報告集/69.2 巻