古代史の散歩道 - 如意
如意(にょい)は仏教の僧が説法、講経、法会などで、僧が手に持つ仏具である。

概要

鉄・銅・角・竹・木などで作られる。先端が曲がっており、蕨の形をなす。
長さは30cmから1m前後である。
『禅林象器箋』によれば、説法で納得した場合、孫の手でかくように、痒いところに手が届いたことになることが由来とされる。

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2008)『正倉院展六十回のあゆみ』奈良国立博物館