古代史の散歩道 - 白銅
白銅(はくどう,cupronickel)は古代では銅に錫を加えた合金である。

概要

高錫青銅ともいう。明治以前は、銅と錫の合金(青銅)のうち錫の含有量の多い白銀色のものをいう。錫の割合が多いため、白色が強くなる。銅合金の中でも硬度が高く、鏡や刀、剪子に使われる。鋳造品に適している。

近代以降の白銅

近代以降は「白銅」は、銅を主体としニッケルを10%から30%含む合金となっている。銀の代用品として、五十円玉や百円玉などの硬貨や、ナイフなどのカトラリー、フルートをはじめとする管楽器の材料となる。

事例