古代史の散歩道 - 帆立貝式古墳
帆立貝式古墳
(ほたてがいしきこふん, Scallop-style burial mound)は円形の墳丘に方形の張り出し部をつけた古墳である。
概要
前方後円墳
と比べると前方部が小さい。
古墳時代
の中期初めから出現する。中期に入って畿内を中心に全国的な広がりをもつ。前方後円墳を築造していた各地の首長の一部に対し、墳丘を形の上で規制したとする見解がある。大型のものは中期の中でほぼ築造を終えた。
代表例
乙女山古墳
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– 奈良県北葛城郡河合町佐味田字乙女山・広陵町大字寺戸字乙女
三吉石塚古墳
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- 奈良県北葛城郡広陵町三吉
新井原12号古墳
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– 長野県飯田市座光寺
糸井大塚古墳
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- 広島県三次市糸井町
野毛大塚古墳
- 東京都世田谷区野毛1丁目
男狭穂塚古墳
- 宮崎県西都市三宅
参考文献
沼澤豊(2006)『前方後円墳と帆立貝古墳』雄山閣
遊佐和敏 (1988)『帆立貝式古墳』 同成社