古代史の散歩道 - 浮ケ沢古墳
浮ケ沢古墳
(うきがさわこふん)は大阪府富田林市にある
前方後円墳
である。
概要
5世紀末ごろの前方後円墳で、人や動物、家などの
形象埴輪群
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が出土した。市教委が2023年5月1日に発表した。新発見の古墳であるため正式名称は、「浮ケ沢古墳」となる予定。
埴輪は7種類、計17体が確認され、花園大学の高橋克寿教授(考古学)は「出土した形象埴輪は、当時の大王墓の埴輪祭祀を簡略化しつつ映したものと考えられる。今城塚古墳のような大規模な形象埴輪群が、古市古墳群の時期から存在したことの証拠である」と語る、
調査
宅地開発に伴う調査により2021年10月に土器や埴輪が発見された。その後、墳丘長20メートル前後の前方後円墳の存在が判明した。埴輪の大部分は円筒埴輪とみられるが、巫女や武人などの人物6体、馬や鳥、家、盾、蓋(きぬがさ)、靫(ゆぎ)もあった。人物には琴弾埴輪もある。
規模
墳丘長20メートル前後
遺構
出土品
人物埴輪 6
馬形埴輪 2
鳥形埴輪 2
盾形埴輪 2
築造時期
5世紀末ごろ
展示
指定
アクセス等
名称:浮ケ沢古墳
所在地:大阪府富田林市
交通:
参考文献
「
7種17体の埴輪群、5世紀末の古墳から
」朝日新聞社, 2023年5月1日
「
5世紀末の古墳から7種類の形象埴輪
」産経新聞, 2023年5月1日