古代史の散歩道 - 木簡
木簡(もっかん, wooden tablet)は文字を書くために使われる短冊状の木や竹の板である。

概要

紙が貴重品であった時代に、日常的に通信、連絡用に使われていた。
飛鳥時代から奈良時代に盛行した。
平城京跡などから木簡が出土している。長屋王家の邸宅跡から木簡35,000点が出土した。全国各地からの租税の荷札が出土している。
現代でも八百屋や魚屋で使われることがある。

正倉院

  • 雑札 - 正倉院に伝世した木簡である。第62回正倉院展で出展される。