古代史の散歩道 - 螺鈿紫檀琵琶
‘'螺鈿紫檀琵琶''(らでんしたんのびわ,Biwa-Lute of Red Sandalwood with Raden)は
正倉院
に収蔵されている四弦の
琵琶
である。
概要
国家珍宝帳
に記載される楽器である。背面に
螺鈿
・
玳瑁
による装飾がある。
螺鈿
と
玳瑁
により、雲、鳥、迦陵頻伽を加えた
宝相華
唐草文
を表す。
宝相華
の蔓、花の一部、葉の一部に玳瑁を使用し、花、葉、迦陵頻伽、雲、鳥に
螺鈿
を用いる。
螺鈿
にはコウヤ貝を用いる。鳥は小禽類、鴨、鴛鴦を描く。
展示歴
1962年 – 第15回
1975年 – 第28回
1990年 – 第42回
2000年 – 第52回
2012年 - 第64回
管理
名称 :螺鈿紫檀琵琶
倉番 :北倉 27
用途 :楽器・楽具
技法 :木竹工
寸法 :全長99.6cm,最大幅41.5cm
材質:
槽
?
より
鹿頚
?
及び
転手
?
は
紫檀
腹板は
ヤチダモ
?
またはシオジ 槽に
螺鈿
・
琥珀
・
玳瑁
・金箔・
黄楊
?
木の装飾
絃門
?
より
海老尾
?
は黄楊木
参考文献
奈良国立博物館
(2008)「正倉院展60回のあゆみ」奈良国立博物館