古代史の散歩道 - 撥鏤
撥鏤
(ばちる)は象牙の工芸技法のひとつである。
概要
象牙の表面を赤・紺・緑などの染料で染め、その上に撥彫で文様を表す工芸技法である。
彫った部分が白く表される。
歴史
撥鏤技法の起源は明確ではないが、中国の唐代(8世紀)に最盛期となり、日本では奈良時代に伝わり、隆盛した。その後廃絶した技法である。
適用事例
紅牙撥鏤尺
紺牙撥鏤碁子
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撥鏤飛鳥形
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白牙撥鏤把鞘金銅荘刀子
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斑犀把紅牙撥鏤鞘刀子
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