古代史の散歩道 - 繧繝
繧繝(うんげん)は装飾文様の彩色法のひとつである。「暈繝」とも表記する。「段暈」(だんぐま)ともいう。

概要

段階的に色の濃淡を変えて彩色する。一つの色の濃淡は同じである。色のトーンを階段状に変化させる技法でグラデーションの1種である。

十二天像

京都国立博物館の「」には、段暈(だんぐま)、片暈(かたぼかし)、照暈(てりぐま)、繧繝(うんげん)彩色技法が使われる。

参考文献

  1. 十二天像 京都国立博物館、平安時代後期 大治2年(1127)、国宝