縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

版築(はんちく)は土や砂をつき固める技術である。

概要

土台とする場所に板枠の中に土を入れて突き固め、突棒という重くて細長い棒でつき固め、その作業を繰り返し、層を重ねて作る。
砂と粘土とを交互に層状にして突き固める工法である。
版築は古代中国で発明され、6世紀の終わり頃に日本に伝わった。
城壁や建築物の基壇、土塀の構築などに用いる。
「万里の長城」は版築技法で作られ、「法隆寺」の築地塀も版築である。阿房宮基壇遺跡の版築の1層の厚さは、8〜10cmである。

語義

「版」は木の板で造られる枠であり、「築」は杵を意味する。枠と杵は版築の主要な道具である。

参考文献

  1. 鬼塚克忠,陸江,唐暁武,甲斐大祐(2002)「中国における古代の版築技術について」

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