縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

(くつわ)は馬の口に咥えさせて騎乗時に馬の制御を行う装具である。

概要

手綱をつけるために、馬の口にふくませる鉄製金具である。銜、鑣、勒ともかく、
引手、鏡板、銜の3部分からなる。古くは「くつばみ」といった。類は最初、ウシと同じように鼻環をウマに取り付けていたが、ウマの口腔の解剖学的構造を利用して轡を発明した。
古墳時代の出土品には、「はみ身」に鏡板がついている。
馬は、前歯と奥歯の間に歯の生えない部分があるため、この部分に轡をくわえさせると、馬は轡を歯で噛むことはない。

出土例

  • 馬具 - 西大山遺跡出土
    • 朝鮮半島南部の地域で製作されたものが日本にもたらされたもので、全国的にも類例が少なく、群馬県内では唯一である。
  • 鏡板付轡 - 弁財古墳
  • 鑣轡 - 蔀屋北遺跡

参考文献

  1. 大塚初重(1996)『古墳辞典』東京堂出版

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