縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

杏葉(ぎょうよう)は馬具の一種で,馬の尻部に取り付けたり胴部から垂下される装飾品である。

概要

帯革に取り付けられる。初期のものは装飾性が乏しい。その後、剣菱形、楕円形、鐘形などが現れる。剣菱形杏葉は鈴付きなどがあり、装飾性が次第に顕著となる。杏葉は轡に付けられる鏡板と同種のものがセットになることが多い。青銅製、鉄地金銅張、金銅製などがある。
透し彫りを持つ杏葉は,朝鮮半島の新羅?から伝わった。倭国と新羅の交流を示す器物といえる。騎乗には必要がないものであるが、飾ることが目的のため、意匠が凝らされ、さまざまな形や文様の杏葉が作られた。

出土例

  • 心葉形杏葉 二塚古墳?出土、福山市、7世紀前半
  • 双鳳文杏葉 珠城山三号墳? 出土、奈良県、古墳時代 6世紀
  • 心葉形杏葉  新羅慶州市出土、金銅製、韓国国立中央博物館
  • 心葉形杏葉 持田古墳群?出土、宮崎県児湯郡高鍋町、古墳時代後期 6世紀

参考文献

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