縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

花鳥背八角鏡(かちょうはいのはっかくきょう,)は正倉院に収蔵されている花鳥文様の八角形の鏡である。

==概要==
国家珍宝帳に記載されている品である。北倉に伝世する18面の鏡の中の1面である。当初に付属していた「緋絁帯」「漆皮箱緋綾嚫盛」は失われている。
外形を花形とし、背面に鈕を挟んで、葡萄の枝を咥えた鳥2羽が舞う。鳥の図柄は唐の時代に流行した模様である。1羽は両翼を広げ、1羽は翼をたたみ背後を振り返る。
鳥はこれまで鸚鵡とされてきたが、専門家によりホンセイインコの特徴があると指摘された。材料組成は中国鏡の組成に近い。

==盗難==
鎌倉時代に正倉院に泥棒が入り、銀と思って盗んだであろうが、割って調べると白銅製とわかり、東大寺の境内に置いていかれたという。大破したが、1894年(明治27年)に修理され、元の姿に復元された。

展示歴

  1. 1983年? - 第35回
  2. 1996年? - 第48回
  3. 2007年? - 第59回
  4. 2021年? – 第73回

管理

  • 名称 :花鳥背八角鏡 第14号
  • 倉番 :北倉42
  • 用途 : 調度
  • 技法 : 金工 銅製鋳造
  • 寸法 :径33.6cm 縁厚0.8cm、重3844.8g
  • 材質:銅70%、錫25%、鉛5%

参考文献

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