中央に孔が穿たれ、糸を通した形跡がある。詳しい用途は不明である。
正倉院には円形3枚、花形2枚が伝来する。中央の円形の孔は不揃いである。
花形の花弁は13枚と14枚とがある。
円形貝環には両側に3つの小孔が穿たれているが、配置は不揃いである。
貝殻の光沢部分と、非光沢部分とをまだらに仕上げる特徴から、国内産とみられている。
外縁や円孔の周辺がすり減つて降り、使用頻度は高かったとみられる。
紫外線照射(365nm)ですべて暗紫色を呈する。裏側の漆などの付着物によると考えられる。
材料は
夜光貝とみられる。
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