縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

黒柿(くろがき)は柿の木の芯に黒色物質が沈着してが黒色または黒色の縞模様になったものをいう。

概要

通常、柿の木は製材すると乳白色〜淡黄色に近い色味である。稀に黒色が樹の中心部に入るものがある。
「黒柿」は150年以上経った古木から見つかる。1万本に1本という確率でみつかるとされる。伐採後も黒柿に含まれた水分を一定割合までまで抜き(乾燥させ)木材を安定させてから加工する。そのために約5年かかる。柿渋の元の「タンニン」が変色し、白い樹のる柿の木に黒が入ると推定されている。現代でも非常に貴重で高価である。

工芸品

正倉院には黒柿を用いた工芸品が多い。工芸品の素材として珍重された。宝物中に黒柿に似せて黒色で模様を付けた「仮黒柿」がある。

参考文献

  1. 黒柿について」 おかや木材楽天市場店
  2. 奈良国立博物館(2022)『正倉院展第74回』仏教美術協会

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