縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

須恵器(すえき)は青灰色をした硬い土器である。「行基焼」「曲玉壺」とも言われる。

概要

須恵器は窯を使い、高い温度で焼きしめてつくるため固く、液体を入れるために適する。
薄くて硬いが熱には弱い。
古墳時代に朝鮮半島からその製作技術が伝えられたとされる。日本書紀雄略天皇7年の条に百済から渡来した「新漢陶部高貴」の名前が見える。5世紀中葉である。
源流は朝鮮半島新羅の青灰色または黒色を呈する糖質土器や洛東江流域に分布する伽耶式土器がある。

用語

平安時代の文献『延喜式』や『和名抄』に「波爾」を「はじ」と読む。

出土例

甕、壺、蓋坏、高坏、器台、鉢、甑などがある。
  • 𤭯 千葉県木更津市 祇園大塚山古墳出土
  • 大阪府陶邑窯跡群出土品 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁大仙公園内 重要文化財
  • 装飾付須恵器 豊田大塚古墳出土須恵器 重要文化財

参考文献

  1. 大塚初重(1982)『古墳辞典』東京堂出版
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