縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

切子玉(きりこたま)は截頭角錐を2個合わせた形状の玉である。

概要

断面は六角形が多いが、七角形、八角形、四角形などもある。材料は水晶が多いが、硬玉、琥珀、埋木、瑪瑙、蝋石、ガラス、ろう石なども用いられる。切子玉は主として古墳時代後期に使用された。
大きさは1cmから3cm前後である。算盤玉は横断面が円形で、截頭円錐形を2つ合わせた形状である。

出土例

  • 大形切子玉 大阪府和泉黄金塚古墳
  • 切子玉 沖ノ島8号遺跡
  • 切子玉 ホリノヲ2号墳

参考文献

  1. 阿部善也(2021)「沖ノ島8号遺跡出土カットグラス碗片・切子玉の非破壊蛍光X線分析による起源推定」『沖ノ島研究』7,「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会
  2. 阿部善也(2022)「X線分析から明らかになる古代ガラスの起源と流通」色材協会誌/95巻 12 号

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