縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

鳥獣花背八角鏡(ちょうじゅうかはいのはっかくきょう)は正倉院に保存されている八角形の銅鏡のひとつである。

概要

背面に鳥獣花文を鋳出した鏡である。内区と外区とに分かれる。内区は紐をはさんで綬を咥えた二匹の鳳凰、山岳、花を表す。外区は花に集う鴨、インコ、獅子、鹿を表す。南倉(12号)にも鳥獣花背八角鏡がある。
付箋紙片に「八角鏡一面重大冊八斤八両径二尺一寸七分鳥獣花背、緋絁帯八角榲柙盛」の墨書。
鏡面は平面。鏡背は緑色や褐色に錆びる。錆が取れた部分は白みを帯びた金属色。鏡背は半径をほぼ二分する位置に太い界線を巡らす。

展示歴

第34号

  1. 2010年 - 第62回

管理

  • 名称 :鳥獣花背八角鏡 第1号
  • 倉番 :北倉 42
  • 用途 :調度
  • 技法 :金工
  • 寸法 :径64.5 縁厚1.9 重33.6kg
  • 材質: 青銅鋳造

参考文献

  1. 柿澤亮三・平岡考・中坪禮治・上村淳之(2000)「宝物特別調査 鳥の羽毛と文様」正倉院紀要22号,p.25
  2. 成瀬正和、西川和彦、三宅久雄(2004)「鏡 年次報告」正倉院紀要26号,p.83

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