縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

沈香(じんこう)は、薫香を発する木材である。

概要

原木には香気がない。高さ3mから10mの、ジンチョウゲ科ジンコウ属の樹皮が傷つくと、それを修復するために植物自身が樹液を出す。樹液が固まって樹脂となるが土中に埋没した倒木、真菌類が作用して、長い年月の間に薫香を発する樹脂が生成し、特有の香りを放つようになったものを沈香という。主にベトナム、カンボジア、インドネシアで産する。
大人の木になるまでに約20年を要し、沈香ができるまでに50年、高品質の沈香になるには100年から150年かかると言われる。

六国

香道では産地をもとにして沈香を六種類に分類している。伽羅は沈香の中で最上級とされる。
産出国名称読み
ベトナム伽羅きゃら
タイ羅国らこく
マラッカ真那賀まなか
インド東海岸のマラバル真南蛮まなばん
インドネシアのスマトラ寸聞多羅すもたら
インドのサッソール佐曾羅さそら

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2008)『正倉院展60回の歩み』奈良国立博物館

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