八角高麗錦箱(はっかくこまにしきのはこ)は、正倉院に保存されている金銀山水八卦背八角鏡第1号を納めた八稜形の箱。
文丈(1つの文様の経糸方向の長さ)は4.8cm、窠間幅(完全な文様の緯糸方向の長さ)は22.2cm。鏡箱の裏に和紙で裏打ちしてから高麗錦を貼る。表面がほぼすり減っており、紫糸はほとんど失われている。箱は檜の一枚板をくりぬいて作る。高麗錦はもとは高麗からの渡来品の錦で、高句麗様式の高級な錦をいう。後に国産化される。身の中央に小孔を開け、鏡を押し出して取り出しやすくする。
- 名称:八角高麗錦箱
- 1959年 - 正倉院宝物展(東京国立博物館)
- 1966年 – 第19回
- 1984年 - 第36回
- 2006年 - 第58回
- 2019年 - 第71回
タグ
コメントをかく