縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

別所茶臼山古墳(べっしょちゃうすやまこふん)は群馬県太田市にある前方後円墳である。「円福寺茶臼山古墳」「宝泉茶臼山」「宝泉村5号墳」ともいう。

概要

群馬県太田市西部、大間々扇状地末端に広がる沖積地に立地する。大田市内では天神山古墳に次いで第2位、県内でも第3位の規模を誇る。前方部を南方に向ける。周濠は馬蹄形。周堤あり。墳丘中段に円筒埴輪が巡らされて葺いる。後円部墳頂付近の十二所神社、墳丘東側裾部の円福寺本堂および伝新田氏累代の墓によって原形が損なれている。

調査

  • 1962年、群馬大学が墳丘実測と部分的な発掘調査を行う。、
  • 1979年、新田氏累代の墓の改修に伴う太田市教委の周堀の一部の発掘調査
  • 1991年、墳丘東側にある墓地の拡張に伴う太田市教委の周堀の一部の発掘調査
  • 1992年、円福寺本堂の建て替えに伴う太田市教委の周堀の一部の発掘調査

規模

  • 形状 前方後円墳
  • 築成 前方部:2段、後円部:3段
  • 墳長 164.5m
  • 後円部 径96m、高11.8m
  • 前方部 幅75m、高7.3m

遺構

主体部は竪穴式系と考えられる。主体部は未調査の為、詳細は不明。

出土品

築造時期

5世紀前半頃に造られたと考えられる。

指定

  • 2000年(平成12年) 国の史跡に指定

アクセス等

  • 所在地:〒373-0041  群馬県太田市別所町402の西円福寺境内付近
  • 交通: 東武伊勢崎線太田駅から15分

参考文献

  1. 江上波夫(1993)『日本古代史辞典』大和書房

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