豊浦宮(とゆらのみや)は推古大王?が即位した宮殿である。
蘇我氏の邸宅の一部を転用した宮殿と考えられる。出土した瓦から飛鳥寺との関係が深いと見られる。それまでに磐余から飛鳥に都を移転し、飛鳥の最初の宮殿として推古大王が即位した。即位から小墾田宮に移るまでの約10年間使用された。蘇我氏は豊浦一帯に様々な施設や邸宅を構えていたことは、さまざまな史料から明らかになっている。蘇我氏の一員である推古
大王は、蘇我氏の邸宅を宮殿として使用していたことは明らかである。
大王は、蘇我氏の邸宅を宮殿として使用していたことは明らかである。
推古大王が豊浦宮から小墾田宮に移った後に、豊浦寺を建立したとされる。552年(欽明13年)百済の聖明王が朝廷に献上した金銅の釈迦佛(日本初渡来の仏像)を蘇我稲目?がたまわり、向原の家を浄めて寺としたのが始まりとされる。
- 現在:向原寺 あるいは広厳寺
- 所在地:奈良県高市郡明日香村豊浦630
- 拝観料:境内無料
- 駐車場:なし
- アクセス:近鉄「橿原神宮前駅」より、奈良交通バス岡寺行き「豊浦」下車
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