縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

流田遺跡(ながれたいせき)は、大阪府茨木市にある弥生時代晩期、古墳時代から中世までの集落跡遺跡である。

概要

西に茨木川、東に安威川(あいかわ)が位置し、2つの河川に挟まれた遺跡である。

調査

遺構

遺物

古墳時代中期の層から扉板が発見された。長軸長さ140cm、短軸45cm、厚さ3cmぶ加工された板材である。扉板の中央に閂貫を通すための突起がある。発見されたのは1枚だけであるが、元は左右対称の観音開きの扉と考えられる。扉板右下部分に回転の軸となるホゾも
扉板を覆う地層で古墳時代中期の須恵器が見つかったことから、扉板は古墳時代のものとみられる。
建物の上部構造が分かる遺物が出土することは極めて稀である。今回の出土は北新町遺跡?の扉とよく似ている。離れた地域で似たものが出ることは、古墳時代の標準形式であった可能性がある。

類例

指定

アクセス

  • 名称:流田遺跡
  • 所在地:大阪府茨木市田中町
  • 交 通:JR総持寺駅から徒歩10分

参考文献

  1. 近つ飛鳥博物館(2016)『歴史発掘おおさか2015』近つ飛鳥博物館

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