玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ,Octagonal Box,Coverd with Tortise-shell,Inlaid with Raden)は正倉院に伝わる八角印籠蓋造の木製献物箱である。
南倉78の螺鈿片は玳瑁螺鈿八角箱第19号からハクリした破片である。裏側に褐色の接着剤が付着しており、FT-OR分析によりデンプンと判明した(参考文献1)。脱落の断片によれば、貝片の厚さは0.6mmから1.6mm、玳瑁の厚さは0.5mmから0.8mmである(参考文献2)。
内面には柳を張り、底面に黒漆を塗る。表面に黄色とこげ茶色の顔料を塗った玳瑁を張る(参考文献2)。
内面には柳を張り、底面に黒漆を塗る。表面に黄色とこげ茶色の顔料を塗った玳瑁を張る(参考文献2)。
- 1947年 – 第2回
- 1949年 - 東京国立博物館、御物特別展
- 1964年 - 第17回
- 1986年 - 第38回
- 1996年 – 第48回
- 2005年 - 美の国日本(九州国立博物館)
- 2018年 - 第70回
- 名称 :玳瑁螺鈿八角箱 第19号
- 倉番 : 中倉 146
- 用途 : 収納具
- 技法 : 牙甲角、螺鈿
- 寸法 : 長径39.2cm,高12.7cm
- 材質 :木製 玳瑁貼(黄・茶の伏彩色) 螺鈿 琥珀(伏彩色) 覆輪は銀板 内面は白檀貼 底裏は黒漆塗
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