縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

横瀬古墳(よこせこふん)は鹿児島県曽於郡大崎町に所在する5世紀半ばの前方後円墳である。埴輪のある日本最南端の前方後円墳である。大塚山古墳とも言われる。

概要

志布志湾の海岸線から約1km入った標高約7mの水田の中にある。鹿児島県内では規模第2位の古墳である。全長129m、後円部高さ15.4m。鹿児島県内の代表的な古墳である。1824年(文政7年)の『大崎名勝誌』に記載されている。江戸時代には石棺が露出していた。1902年(明治35年)頃、盗掘被害を受ける。出土品は町中央公民館資料室に展示される。

調査

平成22年、23年にトレンチ調査が行われた。甕、円筒埴輪、形象埴輪が出土した。外濠が作られていることが判明した。本格的な発掘調査は行われていない。

規模

全長129m、後円部高さ15.4m。後円部の中心よりやや前方部よりに竪穴式石室が露出する。

築造時期

5世紀半の築造とされている。

指定

  • 1943年(昭和18年)9月8日、国の史跡に指定。

出土品

アクセス等

  • 所在地:〒899-7304  鹿児島県曽於郡大崎町横瀬1428
  • 交通: 鹿児島交通バス 大崎三文字バス停から徒歩で35分2.2Km

参考文献

  1. 肥後和男・竹石健二(1973)「日本古墳100選」秋田書店
  2. 大塚初重(1996)『古墳辞典』東京堂出版

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

フリーエリア

よろしければランキング投票してください
にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村

フリーエリア

PVアクセスランキング にほんブログ村

メンバーのみ編集できます