翰苑(かんえん)は、中国唐代の顕慶5年(660年)に張楚金が撰して、雍公叡が注をつけた類書である。
昭和29年3月20日、国宝に指定されている。「蕃夷部」には、高句麗の官等と政治状況、綿織物などの生産基盤、鴨緑江の起源、三韓の位置、百済の年代呼称など、現存する他の史書には見られない記録が多く書かれている。今は存在せず名前だけが残った歴史書『魏略』『高麗記』が引用されている。
1922年に京都大学から影印が出版された。1977年に菅原道真の1075年忌事業として釈文・訓読文を付して刊行した。
韓国の学界が日本に伝わる『翰苑』の漢文テキストを考証し、内容を韓国語で解説した訳注本が出版された。韓国研究者20人余が、約3年をかけて講読と比較研究を行ったものである。
韓国の学界が日本に伝わる『翰苑』の漢文テキストを考証し、内容を韓国語で解説した訳注本が出版された。韓国研究者20人余が、約3年をかけて講読と比較研究を行ったものである。
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