四隅突出墳(よすみとっしゅつふん)は方形の対角線の延長上に突出部をもつ墳墓である。
日本海沿岸の島根県から富山県に及ぶ地域の弥生時代終末期から古墳発生期に出現する墓制である。丘陵の尾根、台地の縁辺部に立地し、自然の地山を削り出し、あるいは一部に盛土を施し、方形の墳墓を築造する。20数基が確認されている。1辺20m前後である。突出部を含めると1辺29m近い事例がある。裾に石列や石垣状の施設を巡らせるものがある。また斜面に平石を張ることがある。
タグ
縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。
コメントをかく