長六角形の床脚付きの台座に、鳥居形の
紫檀製の柱・笠木・貫で構成する。
紫檀材は断面を四花形とし、笠木の先に
象牙の端飾りをつけ、柱頭部と貫上に象牙の
唐草文様の装飾で飾る。長短六の区画は周縁を市松文、矢筈文、斜交文の
木画の界線で囲み、金箔押し
玳瑁貼りとする。
六角台の基台は柿の素地、上面中央の天板は
紫檀張りとする。その周縁は帯状に玳瑁を張り、木画の界線を施す。玳瑁の下に金粉を伏せ、玳瑁の透視性を効果的に使う。基台側面は象牙の界線で十区に分け、紺と赤の染め
撥樓?で、四弁花文を表した象牙を甃文木画で囲む。格狭間を形作る
唐草文の脚は象牙製である。
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