縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

水精誦数(すいしょうじゅず,Crystal Rosary)は正倉院に保管されている水晶製の数珠である。

概要

数珠は誦数、念珠とも書かれ、一定の数の珠を紐に通して、称名?陀羅尼?などを念誦する際に、その数を数えるために用いる。母珠1枚、咸珠108枚、記子10枚、記子留枚のすべてが水晶製となっている。数珠の数は、108珠が基本となる。

東大寺献物帳

東大寺献物帳には百済王義慈が献納した宝物に「純金念珠 一具、白銀 念珠 一具、瑪瑙念珠 一具、水晶念珠 一具、虎魄念珠 一具、真珠念珠 一具、紫瑠璃 一具」との記載がある。そのうちの水晶念珠 一具の可能性がある。

水精誦数

正倉院には水精誦数は第15号、第16号、第17号、第18号、第19号の5種類がある。

展示歴

水精誦数 第15号

  1. 1992年 - 第44回

水精誦数 第16号

  1. 1954年 - 第8回
  2. 1977年 - 第30回

水精誦数 第17号

  1. 1961年 - 第14回

管理

  • 名称 :水精誦数 第16号
  • 倉番 :南倉 57
  • 用途 :仏具
  • 技法 :石製品
  • 寸法 :周囲長 81.0cm
  • 材質: 水晶

参考文献

  1. 成瀬正和(1986)「石製宝物材質調査」書陵部紀要 第8号 年次報告,p.76

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