縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

赤漆葛箱(せきしつかずらのはこ)は正倉院に収蔵されている被蓋造りの箱である。

概要

葛を組んで箱形にし、赤漆で仕上げた箱である。中倉にある墨6挺、白墨2挺を収めていた。
アケビ類の茎を編んで箱体を作り、口縁部を2枚の板ではさみ、細紐を巻いて綴じる。下地を蘇芳で染めて透明な漆を塗る赤漆技法で仕上げる。

構成

蓋の表と側面、実の側面に入子菱文を編み、その上に金泥を塗る。口縁部には銀泥?で装飾を描く。

材料

エゴノキで編んだ被蓋造り、素地仕上げの箱である。

展示歴

  1. 1987年 - 第21回
  2. 1987年 - 第39回
  3. 2021年 – 第73回

管理

  • 名称 :赤漆葛箱
  • 倉番 :中倉 44
  • 用途 :収納具
  • 技法 :編物
  • 寸法 :縦35.1 横25.2 高7.5
  • 材質:

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2021)「第73回正倉院展」仏教美術協会
  2. 飯塚小玕齋「正倉院の植物繊維にかかわる工芸品」正倉院紀要,第9号

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