縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

アオトラ石(あおとらいし)は青みがかった縞状の模様を特徴とする緑色岩である。

概要

北海道沙流郡平取町付近の沙流川支流の額平川流域の一部でしか産出されない。
緻密で硬く、粘りが強い石である。石斧に適した素材である。
縄文時代に東北の広い範囲で流通した。
青森県の三内丸山遺跡にアオトラ石の石斧が発掘され、丸木舟作りにも使われた。青森県の三内丸山遺跡の磨製石斧約6割がアオトラ石製である。宿戸遺跡では19点で、全体のである。アオトラ製の石斧は何度も加工を繰り返し、小さくなっても使用されていた。
重量のあるアオトラ石の原石はまず原産地の額平川周辺から北海道の千歳・苫小牧周辺の南西部か、下北半島に運ばれて「製品化」され、その後に各地域に持ち込まれたと考えられる。

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