縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

タグ検索で石材15件見つかりました。

青谷上寺地遺跡展示館

''青谷上寺地遺跡展示館''(あおやかみじちいせきてんじかん)は、鳥取県鳥取市青谷町にある青谷上寺地遺の展示施設である。 *概要 青谷上寺地遺跡展示館では現在、『青谷上寺地の衣食住』をテーマにした展示がされる。 -序、地下の弥生博物館 --1800年前の様子を復元したCGパネル、青谷上寺地遺跡の精巧な木製品 -一、衣 --櫛・簪などの装飾品、勾玉やガラス玉・管玉 -二、食 --漁業・農業・狩猟の道具、土器、本物の貝塚を展示し、弥生人の食生活を紹介 -三、住 --建築部材の他、鉄斧や石斧・鑿など木材加工道…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c0%c4%c3%ab%be... - 2023年04月02日更新

超明寺石碑

''超明寺石碑''(ちょうめいじせきひ)は滋賀県にある超明寺の古代石碑である。 *概要 滋賀県大津市月輪の超明寺に江戸時代から保存されている。高さ40.3cm。幅18.5cm、厚さ14.2cmと小型である。表面は平滑である。 江戸時代1676年、新田開発中に月輪大池から出土した。 発見者の子孫・清水与兵衛から、超明寺(浄土真宗本願派)が寄進を受けた。 しかし『大日本金石史』(木崎愛吉)で偽作とされ、顧みられなくなった。 理由は明確でないが、養老元年は十一月の改元で、十月十日は霊亀三年が正しいこと、『集古…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c4%b6%cc%c0%bb... - 2023年03月25日更新

上野三碑

''上野三碑''(こうずけさんぴ)は群馬県高崎市にある[[山ノ上碑]]・[[多胡碑]]・[[金井沢碑]]の3つの石碑である。 *概要 飛鳥時代末期から奈良時代初期にかけて、高崎市南部に建てられた山上碑・多胡碑・金井沢碑の総称である。日本国内に現存する古代の石碑は18例しかなく、その内の3例が近接して残っているのは珍しい。 *ユネスコ 10月24日からフランス・パリにおいて「世界の記憶」の登録の可否を審議する国際諮問委員会が開催され、登録が決定された。 *経過 -2014年(平成26年)11月1日 上野三…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%be%e5%cc%ee%bb... - 2023年03月25日更新

アオトラ石

''アオトラ石''(あおとらいし)は青みがかった縞状の模様を特徴とする緑色岩である。 *概要 北海道沙流郡平取町付近の沙流川支流の額平川流域の一部でしか産出されない。 緻密で硬く、粘りが強い石である。石斧に適した素材である。 縄文時代に東北の広い範囲で流通した。 青森県の三内丸山遺跡にアオトラ石の石斧が発掘され、丸木舟作りにも使われた。青森県の三内丸山遺跡の磨製石斧約6割がアオトラ石製である。宿戸遺跡では19点で、全体のである。アオトラ製の石斧は何度も加工を繰り返し、小さくなっても使用されていた。 重量…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%a5%a2%a5%aa%a5... - 2023年03月24日更新

平玉

''平玉''(ひらだま)は球形を押しつぶして扁球形にし、平らな面に平行に孔をあけた玉である。 *概要 材質は水晶製が多い。碧玉もち居られる。 *事例 -[[平玉]] – [[稲荷山経塚]]出土。京都市伏見区深草。 -[[平玉]] – [[岩田古墳]]の出土。碧玉製。6世紀中葉〜7世紀前葉、岡山県赤磐市山陽。 -[[平玉]] - [[青田遺跡]]出土、結晶片岩様緑色岩(クロム白雲母)。新発田市 -[[平玉]] - [[出雲玉作跡]]出土。水晶製、平安時代。玉湯町。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%ca%bf%b6%cc... - 2023年03月17日更新

ラピスラズリ

ラピスラズリ(らぴすらずり)は方ソーダ石グループの鉱物である。 *概要 和名でを「瑠璃」という。不透明の青色を呈する天然石である。 世界各地で「聖なる石」とされている。 ラテン語の「ラピス」は“石”を意味し、アラビア語で「ラズリ」が“青”や“空”を意味する。 *産出地 アフガニスタン、ロシア、チリ、ミャンマー、アメリカなどで産出される。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%a5%e9%a5%d4%a5... - 2023年02月20日更新

サヌカイト

''サヌカイト''(さぬかいと, sanukite)は古銅輝石安山岩の一種で、今から約1300万年前の瀬戸内海地域の火山活動によってできた火山岩である。「讃岐岩」または「カンカン石」とも呼ばれる。 *概要 1891年にドイツ人の地質学者(Ernst Weinschenk)が来日して研究し、産地に一つである讃岐にちなんで、サヌキット(Sanukit)と命名して報告した。英語読みではサヌカイト(Sanukite)となる。サヌカイトは、黒色、緻密、硬堅で、通常の玄武岩や安山岩と比べて斑晶が少ない。古代では石器…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%a5%b5%a5%cc%a5... - 2023年02月06日更新

石塚山古墳

''石塚山古墳''(いしづかやまこふん)は福岡県京都郡苅田町に所在する4世紀初頭の[[前方後円墳]]である。 *概要 周防灘を望む緩斜面に築造されている前方後円墳である。九州最大最古の定型化した典型的な畿内型前方後円墳となっている。墳丘は前方部は2段、後円部は3段である。墳丘は全面に[[葺石]]が施される。各稜線には水みちが設けられる。墳丘下に3条の暗渠が北から南に走り、西側の暗渠は墳裾から南に3mの地点で東に延びる。 前方部は墳丘上にある神社建立時に上面が削平されている。墳丘には葺石が見られるが、埴輪…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c0%d0%c4%cd%bb... - 2023年01月25日更新

棗玉

''棗玉''(なつめたま)は切子玉の 稜角を除いたナツメの実の形をした玉である。 *概要 [[琥珀]]製のほか[[硬玉]]、[[水晶]]、[[埋木]]、ガラスなどが用いられる。 [[古墳時代]]前期には硬玉製が多く、形は小さい。[[琥珀]]製には大型のものがある。 琥珀製のものは後期の関東地方に多くみられる。 大谷古墳出土(和歌山県)のガラス製棗玉は薄緑色の有文で、硬玉製のものをまねたとみられる。一つの古墳から数個程度の出土であるが、滑石製、琥珀製のものは多数出土することがある。 *出土例 -硬玉棗玉 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%dc%a7%b6%cc... - 2023年01月22日更新

滑石

''滑石''(かっせき、 talc)は含水珪酸塩の単斜晶系の鉱物である。 *概要 白色または緑灰色の軟らかい鉱物である。 硬度1,比重 2.7〜2.8。最も軟らかい鉱物である。滑石の主成分はマグネシウム、ケイ素、酸素である。Mg3Si4O10(OH)2。広域変成作用を受けたマグネシウム含有炭酸塩岩や蛇紋岩中に産する。用途は医薬品、農薬、化粧品の増量剤、製紙用の材料として用いられる。 *考古学 考古学で使用する「滑石」は通称で、鉱物学的には滑石、蛇紋岩、蝋石、泥岩、頁岩、緑泥片岩などに分かれている。 *参…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b3%ea%c0%d0... - 2023年01月21日更新

二上山

''二上山''(にじょうさん)は奈良県北葛城郡、金剛・葛城山脈の北端に位置する双耳峰の山である *概要 二上山は雄岳と雌岳で構成され、雄岳の標高は517m、雌岳の標高は474mである。元は活火山であった。二上山の火山活動時期は放射年代測定から約1400万年前と推 定されている。 現在は死火山と考えられている。雌岳 およびその東部には流紋岩溶岩や流紋岩質岩脈が存在している。雄岳山頂に大津皇子の墓がある。 2万5千地形図は「大和高田、古市」である。金剛生駒紀泉国定公園の地域である。西側の太子町付近は、古来か…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c6%f3%be%e5%bb... - 2023年01月12日更新

家形石棺

み合わせたもの)の箱状の石棺である。 *石材の産地 石材の産地は、畿内の[[二上山]]、播磨の[[竜山]]、吉備の[[浪形山]]、熊本県宇土半島産が知られる。 *時代の変化 [[奈良県立橿原考古学研究所附属博物館]]に縄掛突起の付いた家形石棺が展示されている。縄掛突起の取りつく位置は、時期が下るとともに、蓋石の縄掛け突起のつく位置が低くなり、頂部の平坦面が広く徐々に下方へ移動するとされる。縄掛突起は運搬の際に縄を通して持ち上げるために使われたと推察される。 *事例 -堀切6号横穴墓(京田辺市薪堀切谷) -…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%b2%c8%b7%c1%c0... - 2023年01月12日更新

灯篭

''灯籠''(とうろう)は、戸外で使われる灯火具である。東アジアの照明器具で、日本、中国、韓国、ベトナムなどで使われる。 *概要 仏教とともに伝来し、仏教寺院を中心に、神道の神社まで広まる。素材は竹や木材、金属、石などが使われる。仏教では「灯」が邪気を払うとされており、仏前に火を灯す風習(献灯)が残る。八角形の石燈籠は平安時代以前に多く造られ、鎌倉時代以降は六角形が主流となった。 *最古の石灯籠 奈良時代まで主として寺院への献灯として石灯籠が使われた。石灯籠の最古のものは、奈良時代に作成された[[當麻寺…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c5%f4%cf%b6... - 2022年11月19日更新

白石鎮子寅・卯

''白石鎮子 寅・卯''(はくせきのちんす とら う, Relief marble weight. With tiger and rabbit in relief.)は、[[正倉院]]に保存されている大理石のレリーフである。 *概要 十二支のうち寅と卯を組み合わせた図柄のリリーフである。正倉院に四神と十二支を大理石製の板1枚に2体ずつ浮き彫りにした品が8枚伝わる。すなわち白石鎮子は「子・丑」「寅・卯」「辰・巳」「午・未」「申・酉」「戌・亥」の6枚と、「玄武白虎」「青龍朱雀」の2枚からなり、合計8枚である…

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%c7%f2%c0%d0%c4... - 2022年11月12日更新

蛇紋岩

''蛇紋岩''(じゃもんがん)は、かんらん岩が水の影響により変質してできる岩石である。 *概要 蛇紋岩は日本各地に分布する。蛇紋岩には人間に健康被害を及ぼすアスベストが含まれる。 SiO2(二酸化ケイ素)の量は45%以下で、緑から暗い緑色をなす。 …

https://ancienthistory.memo.wiki/d/%bc%d8%cc%e6%b4... - 2022年08月26日更新

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