カラカミ遺跡(からかみいせき)は長崎県?壱岐市勝本町にある弥生時代の遺跡である。
1919年頃に発見されてから1952年(東亜考古学会)、1977年(九州大学)、1982〜84年(九州大学)、1987年(勝本町教育委員会)と繰り返し発掘調査された。日本で初めて卜骨が発見された。シカ、イノシシの肩甲骨である。石器から鉄器への転換を示す代表的な弥生時代遺跡である。
家畜としての犬、ネコ、ウマのほかドブネズミ、鳥類、イノシシ、漁業対象である魚骨、クジラ、イルカ、アシカ、シャチイ、イルカなどが出土した。貝類ではカキ、アワビ、サザエ、オキシジミが大量に出土しているほか、ウニの殻も出土した。AMS炭素14年代測定の結果、今から2,140年前(誤差±25年)のものと推測された。
猫の骨は九州大学が2004〜2007年度にイノシシ、魚、イヌなどの骨と一緒にゴミ捨て場から発掘した動物骨を同研究所埋蔵文化財センターの松井章・環境考古学研究室長らが鑑定したものである。ネコの骨は1歳半〜2歳で脛(けい)骨、大腿骨など12点であった。野生のヤマネコより骨や関節が小さく、形状が現在のイエネコと酷似し、当時、壱岐島にヤマネコがいた形跡がないことからイエネコと断定した。脛骨を放射性炭素年代測定などで調べた結果、約2100〜2200年前とわかった。
猫の骨は九州大学が2004〜2007年度にイノシシ、魚、イヌなどの骨と一緒にゴミ捨て場から発掘した動物骨を同研究所埋蔵文化財センターの松井章・環境考古学研究室長らが鑑定したものである。ネコの骨は1歳半〜2歳で脛(けい)骨、大腿骨など12点であった。野生のヤマネコより骨や関節が小さく、形状が現在のイエネコと酷似し、当時、壱岐島にヤマネコがいた形跡がないことからイエネコと断定した。脛骨を放射性炭素年代測定などで調べた結果、約2100〜2200年前とわかった。
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