キハダ (きはだ)は黄色系の植物性染料である。「木糵」(きはだ)と表記する。
別名は「ヒロハキハダ」、「キワダ」、「黄柏」。
別名は「ヒロハキハダ」、「キワダ」、「黄柏」。
単独で黄染めに用いられるが、藍とまぜて緑色の染料を作る。経典の染紙にしばしば用いられる。防虫効果がある。「新校本草鋼目」に類似するとされた黄糵はミカン科キハダ属で古くから重要な漢方要薬とされている(柴田承二・米田該典(2008))。「多数の経巻 な どは黄藁(キハダ)染 の黄紙が用いられているが,染 紙が写経に使用される ようになったのは天平以後のようである。これはキハダの樹皮には防虫剤 となる物質が含まれていることを経験的に見出したからである」と指摘する。
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