縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

烏犀把漆鞘樺纒黄金珠玉荘刀子(うさいのつかうるしのざやかばまきおうごんしゅぎょくかざりのとうす)は正倉院にある奈良時代の小刀である。

概要

携帯用の小刀である。紙を切り、木を削る実用的な文房具として使われた。また腰から下げて身を飾る佩飾品として使用した。服飾品の一部として帯に付けるのは、唐朝の服制を受け入れたものである。黒い犀の角で把を作り、把頭、把口は金製である。鞘は樺で包み、碧色のガラス玉と水晶をはめる。

展示歴

  1. 1960年 - 第13回
  2. 1977年 - 第30回
  3. 1999年 – 第51回
  4. 2020年 – 第72回

管理

  • 名称 : 烏犀把漆鞘樺纒黄金珠玉荘刀子 第11号
  • 倉番 :中倉 131-11
  • 用途 :文房具
  • 技法 :漆工
  • 寸法 :刃長15.7cm,鞘長 22.7cm,把長 11.7cm
  • 材質: 刀身は鉄製、把は犀角製、鞘は木製黒漆、金具は金銅、伏彩色、水晶嵌装

参考文献

  1. 奈良国立博物館(1977)『第30回正倉院展目録』奈良国立博物館

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