縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

'伎楽''(ぎがく, Gigaku Performance)は野外でおこなわれる無言の仮面劇である。

概要

中国南朝の呉の国(222〜280)に発するものと推定されている。呉楽とも呼ばれる。
612年(推古20年に百済人の味摩之(みまし)が、呉国で学んだものを倭国に伝えたという。しかしこの場合の呉は唐である。令制によれば雅楽寮に伎楽師1人を置き、楽戸から集められた伎楽生に修得させた。寺社の境内で仏教を深く理解させ、仏法を広めることを目的として、盛んに上演された。飛鳥時代に最盛期を迎え、各地の寺社には60人ほどの専属伎楽団が存在しており、伎楽が境内で上演された。法隆寺や、正倉院に、後頭部まで覆う面が残っている。

正倉院

寺院の法会で盛んに行われ、東大寺の大仏開眼会でも伎楽が行われた。その時使用されたと思われる伎楽面、装束、腰鼓など伎楽を系統的に知るための遺品が残る。
9世紀に新たに舞楽が伝えられ、伎楽は衰退し、現在は行われていない。

参考文献

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