縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

五色塚古墳(ごしきづかこふん)は兵庫県?神戸市にある4世紀末から5世紀初頭の前方後円墳である。

概要

兵庫県では最大の前方後円墳である。神戸市垂水区は段丘の先端が海に突き出た形をしている。そのため瀬戸内海の海上交通を臨む要衝にあり、明石海峡を見通せる高台にある。分頂部から明石海峡を通る船を一望に出来る位置である。明治18年には五色塚古墳から海岸までの距離は約100mであった。
4世紀末から5世紀初頭に作られたと考えられている。

調査

1965年度調査

調査体制は嘱託職員1名のみで大学生が中心となって調査を行っていた。15本のトレンチを設定し、復元整備に必要な資料を得ようとした。遺構が良好に残存していることが判明した。濠が空堀であること、埴輪があること、斜面の葺石を確認した。

1966年度調査

7本のトレンチ、後円部斜面西側の葺石を確認、図化に写真測量を採用した。

1967年度調査

埴輪が1000袋出土した。

1968年度調査

円筒埴輪は前方部頂128本、南側27本、西側128本の埋納を確認した。葺石の平面図は1/20実測図が完成した。

遺構

五色塚古墳は墳丘長194mの前方後円墳で、3段築成であった。墳丘周囲に濠が巡らされている。各段の斜面に葺石が敷かれ、墳頂と各段テラスに埴輪が設置されていた。

出土品

遺物

アクセス等

  • 名称:五色塚古墳
  • 形式:前方後円墳
  • 被葬者: 不明
  • 築造時期: 古墳時代(4世紀末から6世紀初頭)
  • 全長(墳丘長):194m
  • 後円部直径:125m
  • 後円部高さ:約18m
  • 後円部幅:m
  • 前方部幅:約81m
  • 前方部高さ:約11.5m
  • 入場料: なし
  • 所在地: 〒655-0035 兵庫県神戸市垂水区五色山4丁目
  • 交通: JR垂水駅から徒歩約15分

指定

  • 1921年(大正10年)3月3日 - 国の史跡指定

参考文献

  1. 丸山潔,平田朋子,廣瀬覚,志賀智史,本田光子,先山 徹(2006)『史跡五色塚古墳小壺古墳発掘調査・復元整備報告書』神戸市教育委員会

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