縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、平安時代など日本古代史の出来事と検討課題の考察を行う。考古学の成果も取り入れ、事実に基づき、合理的な歴史の再構築を図る。

黒柿蘇芳染金絵長花形几(くろがきすおうぞめきんえのちょうはながたき,)は正倉院に収蔵されている仏に捧げる供物を置く机である。

概要

机の天板は、黒柿の素材を蘇芳で染め、紫檀に似せる。長花形に作った黒い筋目のある黒柿の板で四つ葉に似た形に作る。側面には金泥で花枝や蝶鳥を描く。巻葉形に彫られた脚が四隅に付く。華足に金銀泥で葉脈を描く。裏に「戒壇」の墨書があることから、東大寺戒壇院に納められたものであることがわかる。

展示歴

  1. 1958年 – 第12回
  2. 1969年 - 第22回
  3. 1982年 – 第34回
  4. 1994年 – 第46回
  5. 2010年 – 第62回

管理

  • 名称 :黒柿蘇芳染金絵長花形几 第4号
  • 倉番 :中倉 177
  • 用途 : 仏具
  • 技法 : 木竹工
  • 寸法 :縦33.0cm 横51.5cm 高9.8cm
  • 材質:黒柿 蘇芳染? 金銀泥絵

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2021)『第73回正倉院展』仏教美術協会

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