古代史の散歩道

唐代初の詩人であり王勃の文集である。送別、宴会、旅行などで作られた詩や賦の序41編を1巻に収録する。料紙は白、茶、黄、朽葉、赤、緑、縹、鼠などの色染の麻紙30枚を継ぐ。巻末には「慶雲四年（707年）七月廿六日」の書写奥書がある。本文は楷書にまま草体を交えたもので、鋭い筆跡で、変化に富んだ運筆を示す。
文中には、当時制定後間もない則天文字も使用されている。

• 名称：詩序
• 倉番：中倉 47
• 用途：書蹟・地図
• 技法：紙
• 寸法：本紙縦26.5　全長1148.5　軸長31.7
• 材質・技法 ：紙本墨書　本紙は色麻紙30張　軸端は紫檀　金銀泥絵

• 名称：詩序

1. 1946年 – 第1回
2. 1955年 - 第9回
3. 1964年 – 第17回
4. 1983年 – 第35回
5. 1994年 - 第46回
6. 1995年 - 第14回

1. 奈良国立博物館（2008）『正倉院展60回の歩み』奈良国立博物館